総合保育参観
通常の保育参観は、園生活を部分的に参観して子どもたちの様子を知ってもらうものですが、総合保育参観は、日ごろの生活を大切にしながら、友だちや先生と相談しながら一つのものを作り上げ、自分たちで作ったものを、大勢の方々に見てもらうもので、年中・年長さんが行います。
一般的によく言われる「生活発表会」と同様なものと思っていただいて構いませんが、当園では日常の園生活の集大成という意味合いで「総合保育参観」と呼んでいます。
年少さんも、今まで身に付けてきたことをいろいろな形で表現する姿を参観してもらいますが、どちらかというと通常の保育参観に近いものです。
ねらい
- 友だちや先生と相談しながら、互いに自分の意見を出し合って作り上げていく過程を大切にし、完成したよろこびを共感し合う。(年中・年長)
- 自分たちで作ってきたものを、大勢の前で発表することにより、見てもらう喜びを感じると共に、今後の自信へとつなげていく。(年中・年長)
- お母さんたちに見てもらったり、少し参加してもらったりして、共に過ごせることを共感し合う。(年少)
お別れ遠足
3月になると、年長の子どもたちも卒園の心がまえができ、幼稚園の先生に愛惜の情を示すようになります。長い年月を手しおにかけ、心をくだいて共に生活してきた教師にとっても、胸のせまる日々となります。
この頃の1日を、幼稚園生活最後の遠足を、全教職員として、惜別の情を交わしながら楽しんできます。
ねらい
- もうすぐ一年生になる期待感を持つなかで、友だちや全教職員との触れ合いを十分持ちながら、思い出として最後の遠足を思う存分楽しんで来る。
卒園式
長いと思った幼稚園生活もあっという間に過ぎ、幼稚園教育の課程を修了した子どもたちが巣立つ日です。真剣な面持ちで、なかには涙を浮かべて修了証書を受ける子どもたちに、成長の祝福と将来への希望を託します。このあとは、幼稚園よりもっと長い学校生活、そして社会人となっていくことに向け、強く生き抜いてほしいと願います。
その他三学期の主な行事や活動等
【鏡開き】【節分】【ひなまつり(桃の節句)】【おこしもち】
鏡開きでは鏡もちと、12月のもちつきの時に作っておいたのしもちを炭火で焼いて食べます。
節分・ひなまつりではそれぞれにちなんだ活動を行います。
おこしもちは米粉をこねて蒸した愛知県の伝統的な桃の節句(ひなまつり)のおやつで、「おこしもの」などとも呼ばれています。子どもたちはおこしもちを自分で作り(年少さんは保育参観の時に親子で)、蒸してもらった後、炭火で焼いて食べます。