―学期の主な行事

入園式

桜の花の咲くころ、親子そろって待っていた入園式があります。子どもたちは真新しい入園式園帽子をかぶり、制服を着て、新しい経験に目を輝かせながら登園します。

しかし、入園式会場では親からやや離れた場所に座りますので、そのとたんに不安そうな表情になる子も多くいます。教師はその不安を少しでも和らげるため、話しかけたり、子どもたちが知っている歌を歌ったりしますが、中には泣き出す子もいます。そんなことから式はできるだけ簡単に終わるようにしています。

ねらい
    • 入園した喜びと期待をもち、幼稚園児になったことを知る。
    • 大勢の友だちができたことを知り、自分の先生や教室など必要なことを覚える。
    • 明日から喜んで当園できるよう期待をもつ。

家庭訪問

当園では家庭訪問を4月中旬から下旬にかけてという、比較的早い時期に実施しています。これは、新入・進級して新しい担任となりますが、少しでも早く子どもや保護者との距離を縮めることが大切だと考えているからです。

つまり、園児家庭の位置や環境などを把握するだけでなく、子どもとは「先生が家に来てくれた」ということから、家庭訪問をきっかけとして、先生に対する親しみが急に増して良い結果が得られますし、保護者の方とも親密感が増し、園と家庭の連携が取りやすくなります。

ねらい
    • 担任と子どもの親近感を深め、担任と親との親密感を築く。
    • 家庭における子どもの状態を知る。
    • 家の位置を確認し、家庭環境や地域環境を把握する。

年長親子遠足

5月中旬頃、現地集合で、いろいろな楽しい計画をたて、思いきり体を年長親子遠足動かして園生活最後の親子遠足を楽しみます。

ねらい
    • 年長組に進級し、クラス編成された新クラスの友だちや、その家族の人々に親しみを抱きながら、自然の空気をいっぱい吸い、楽しい一日をみんなと一緒に過ごす。
    • 団体行動をとる中で、公共施設の色々な物を大切に使う。

七夕まつり

七夕は、星を祭って「文筆・算盤・手さきの技」などが巧みになることを願った中国の習慣が千数百年前に日本に伝わり、朝廷などの年中行事であったものが江戸時代から一般化した情緒的幻想的な行事です。和紙の折りぞめで作った手作りの短冊に思い思いの願い事を書いたり、作ったものを笹竹に飾ります。

園の七夕まつりを機会に、子どもたちの天体に対する関心も深まり、年長さんは科学館へ見学に行き、プラネタリウムを見ながら、幼児向けの説明をきいて、一層、星などに対する興味や関心が深められます。

年少・中さんは保護者の方々にも参加していただき、一緒に笹飾りを作り、それぞれの笹枝に付けて持ち帰ります。金魚すくいや冷たい飲み物を飲んだりして、2時間ほど園内でゆっくりしていただき、親子共々楽しい園生活のひとときを過ごします。

ねらい
    • 美しい幻想的な昔話を間いたり、笹飾りなどを作ったりして情緒を育む。
    • 夏の夜の星について話し合い、天体への興味や関心を深める。
    • 年少中組は、お母さんたちと一緒に笹飾りを作ったり魚つりや紙芝居を見たり、おやつを食べたりして園庭でみんなと一緒に過ごす楽しさを味わう。

プール開き・水遊び

夏の代表的な活動の一つです。プール開きを通して、水遊びは楽しい反面、主な行事 プール危険が伴うことを子どもたちに話し、子どもなりに感じ取るようにし、夏の間、楽しく水遊びができるよう願いながら、この時期でなければ味わえない色々な経験をします。

ねらい
    • 遊ぶ楽しさばかりでなく、ルールを守らないと、とても危険であることを知る。
    • 着替えや後始末など、人に頼らず自分でする。
    • 水に関した科学的な遊びをしたり、年長は水中で輪をくぐる自分や友だちのビデオを見たりして楽しむ。

その他一学期の主な行事や活動等

【こどもの日(端午の節句)】【母の日・【父の日】

それぞれにちなんだ製作をはじめとする活動を行います。