毎学期の主な行事

始業式

春・夏・冬の休みも終わりに近づくと、子どもたちは先生や友だちと会える喜びと、休み中の体験をみんなで話し合う楽しさを期待します。始業式の日には、久しぶりの再会で嬉しそうに登園してきます。

ねらい
    • 新年度には新しい気持ちでスタートする。
    • 成長の喜びと自覚を待つ。
    • 先生や友だちと再会した喜びを味わい、これからの園生活を楽しみにする。

 

園外保育

幼児のころは、直接体や感覚を通して具体的に物事を考えたり知ろうとしたりする時期ですから、話を聞いたり絵を見たりするだけ園外保育でなく、園外にあるものを実際に見せ、実際の状況を体験することは、とても高い教育効果が期待できます。

また、現在の街の子どもたちには、自然に接し、自然の中で力いっぱい活動することが不足がちであり、園外保育の意義は幼稚園教育の中でもとても重要なものです。身近な自然を求めて散歩に出たり、スクールバスで緑地公園などに出かけ、思いきり遊ぶとともに季節感たっぷりを味わってきます。

ねらい

ねらいは子どもたちの状態や実施の時期により毎回定め計画します。単に園外に遊びに出るのではなく、子どもの総合活動として取り扱います。基本的には次のような考え方で行ないます。

    • のびのびと自然に接し、みんなで自然の中での活動を楽しみながら心身を養う。
    • 実施の目的とする事象を観察したり、昆虫などを採集したらクラスで飼育してみたりする。
    • 秋には拾ってきたどんぐりや松ぼっくりを集め、観察しながら、数えたり分類したり、制作の教材にしたりする。

保育参観

子どもたちの望ましい育ちのためには、幼稚園と家庭が共通の理解のもと協力し合うことが大切です。幼稚園教育の内容や日常の教育活動の実際を知ってもらうため、保育参観日があります。

ねらい
    • 一日の指導案をもとに子どもたちの園での生活や集団生活の様子を見てもらう。
    • 園と家庭との相違を知ってもらう。
    • 幼稚園と家庭との共通理解を図り、子どもの姿をよりよく知ってもらう。

懇談会

幼稚園教育は、対象が幼児であるだけに、家庭教育との相関関係を重視しなければなりません。家庭の考え方や環境が子どもたちの個人差となって現れ、それを望ましく教育するために、幼稚園と家庭の相互理解を深め、協力し合って教育効果をあげるため、懇談会を適時行っています。

終業式

終業式は毎学期最終日に行います。学期の区切りを知り、楽しかったことなどを話し合い、健康で無事に過ごせたことを喜ぶようにします。三学期の終業式には、年中や年長になる自覚を待たせ、進級への期待と喜びをもてるようにします。

また、休み中の生活が乱れないよう、健康で安全な生活であるよう、子どもたちと約束をしたり、話し合ったりもします。