小幡あさひ幼稚園の園舎建て替えについて

 小幡あさひ幼稚園の園舎は数棟に分かれています。現在最も新しいものでも築45年を越えていて、あとは全て築50年を越えています。

 そのため必要に応じて行っている老朽各所の補修工事の規模が次第に大きくなってきているうえ、昨今の活動内容では、どうしても設計の古さからくる使いにくさがありました。

 また耐震性につきまして、耐震補強工事はすでに平成14年に行っていますので、現在のままでも地震における安全面は問題ありませんが、最新の建築基準のもと、全て建て直した方がより安心感が高いのは言うまでもありません。

 それらのことから建て替えに向けた調査をし始め、ある程度建て替えへの見通しが立ったところで、事前に在園児および入園を検討される方へお知らせしてまいりました。

 

 建て替えは平成27年度中に行う予定です。

 現在園舎のある場所に新園舎を建設しますので、一旦園庭に仮設園舎を建てて新園舎建設中は仮設園舎で過ごします。

 仮設園舎といいましても、冷暖房が完備されるなど室内環境は現在よりも良くなります。しかし工事中は園庭がかなり狭くなりますので、積極的に園外保育へ出かけるなどして対応してまいります。

 また、囲いのフェンスを一部透明化するなどして、興味を持った子どもがいつでも建て替えられていく様子を見られるようにするなど、めったにない機会を活用していけたらと考えてまいります。

 なお、少しでも園庭を確保できるように仮設園舎には7クラス分しかないため、現在入園人数を制限しています。

 

 建て替え計画が進んでいるといいましても、このところの建築コストの急激な高騰等により、計画当初にくらべ多額の借り入れをしなければならなくなっています。

 速やかに建て替えが進められるように間もなく仮設園舎の建設は始まりますが、本工事の入札等、建て替え決定を左右する重要な案件はまだ後になります。

 借り入れの限度額を超えるような結果となれば、建て替えを断念しなければならない可能性も無いとはいえません。

 

 建て替え後は施設環境が飛躍的に向上しますが、冷暖房完備などによる運用コストの上昇や多額の借り入れの返済などのため、やむを得ず竣工次年度(平成28年度)より月謝を上げさせていただきます。年度毎に段階的に上げ、最終的に3,000円上げる予定です。

 新園舎には本格的な厨房施設を備えますので、竣工次年度(平成28年度)より給食は外部搬入から自園調理へと切り替わります。それに伴い給食の回数を現在の週3回から週4回へ変更する予定です。

 調理の匂いに想像力を働かせたり、子どもたち自ら栽培し収穫した食材をすぐに給食に活用したりするなど、食育面で大きな効果が期待できますし、なるべく地産地消を心がけるなど環境や食の安全により一層配慮することが可能となります。

 

 まずは3月中旬過ぎ頃からの仮設園舎の建設に始まり、順次建て替えが進んでまいります。今後の予定や進捗状況等、随時お知らせできればと思っております。よろしくお願いいたします。