7月のある日、年少のAくんが厨房をのぞき込んでいました。
近くを通りがかった私に気付き、
Aくん「給食のおばさん、ねてる?」
この日は誕生会のため半日保育で、厨房には人がおらず。照明も消えていました。
わたし「今日は給食無いから、おばさんたち来てないね」
Aくん「ねてるの?」
わたし「もう起きてるだろうから、お洗濯でもしてるかな」
Aくん「・・・」再び厨房をのぞき込みながら「給食のおばさん、ねてる?」
恥ずかしながらやっとここで気づきました。
Aくんは厨房で働く方々が厨房に住んでいると思っていたんですね!
『おばさんたちは別に家があって、ここに給食を作りに来てくれているんだよ』
と言いかけたところで、
(そのうち知ることになるので、今はこのままがいい)
と思ってやめました。
わたし「そうだねぇ、今日はお休みだから寝てるかもしれないね」
Aくんは納得した様子で嬉しそうに頷くと、
キラキラした目でもう一度厨房を見て、
満足そうに園庭へ遊びに行きました。