とある年中組での出来事です。
先日、給食にピーチゼリーが出ました。
一定の時間が過ぎれば、完食した子どもはご飯・おかず・デザートのおかわりができるのですが、この日おかわり用のゼリーは1つだけでした。
さて、3人の男の子が早々に食べ終えると、おかわりのできる時間を今か今かと楽しみにする様子がありました。
しかしおかわり用のゼリーは1つだけなので、担任は「どうするかなぁ?」と見ていました。
いよいよおかわりの時間になると3人とも一目散!
担任が「1つしか無いね、どうする?」と声をかけると
1人の子が「ジャンケン!」と言いました。
すると別の1人が「ジャンケンだと勝った子しか食べられないからみんなで分ける」との声。
ジャンケンが良いと言っていた子もそれに納得し、分け合うことになりました。
しかし三等分にするのは難しく、しばらく「こうかな?」「これだと4つだよ」などと悩む3人。
例えば時計をイメージして真ん中から12時と4時と8時に向かって切れば比較的簡単なので、担任が『そろそろヒントを出そうかな?』と思っていると、
1人の子がひらめいて言いました。「(4つに切って)ジャンケンで勝った子が2つ食べればいいんじゃない?」
それを聞いた他の2人も大賛成! 楽しくジャンケンをして3人とも美味しく食べることができました!
子どもたち同士で考え、解決していく。
2学期に入り、また1つ成長した姿を見ることができ、驚きと共にとても嬉しい気持ちになって、私も幸せな気持ちでゼリーを食べることができました。