先日、帰りのバスに乗った時のこと。
年少さんでお母さんが恋しくなり涙が出てしまった子がいました。
「ママに会いたい。」と泣く年少さんに「もうすぐお家に着くからね。」「すぐにママに会えるよ。」
と何とか元気づけようと声を掛ける私をじっと隣りで見ていた年中組のS君。
心配そうに年少さんの顔をのぞきこみ、
「Sのママでもいい?」と尋ねました。
S君の精一杯の優しさに一学期の間にすっかりお兄さんらしくなったなと感心すると同時に、その子どもらしい発想に驚かされました。
年少さんは自分の乗降車場所につき「ママ」の顔を見るとにっこり笑顔でさようならをすることができ、S君も一安心のようでした。